Flashではフォントを埋め込むことができる。これによって外部からのデータやユーザーの入力したテキストに応じた文字を、スムーズなアウトラインをもつフォントで表示させられる。FlashCS5.5によるswcファイル生成方法を説明する。
ここではWindows,MacOS X共に標準でインストールされているArialフォントを用いる。
- FlashCS5.5を起動して新規ファイルを作る。
- ライブラリ上を右クリックして、「新しいフォント…」を選択
- フォントの埋め込みウィンドウが開くので、「フォントファミリー」のメニューから目的のフォントを選択する。
- 「文字の範囲」から必要な文字を選択する。ここでは「すべて」を選択している。
- ウィンドウ上部の「ActionScript」のタブをクリックして「ActionScript用に書き出し」にチェック入れる。
- クラス名を付ける。
- ライブラリ上にフォントが追加され、ASリンケージ名がついていることを確認する。
- 「パブリッシュ設定」ウィンドウを開き「SWC」にチェックを入れ、出力先を指定する。
- 「パブリッシュ」ボタンをクリックして、パブリッシュをする。
- パブリッシュ先を確認するとswcファイルができている。
アウトラインフォーマットが選択可能になる。クラシック(DF3)はTextFieldに埋め込む場合のフォーマット。TLFを使うときには文字通りTLF(DF4)を使う。ここではデフォルトのクラシック(DF3)を用いる。
任意の使いやすい名前で良い。ここでは「ArialRegular」にしている。できたら右上の「OK」をクリックする。
CS5.5よりも前のバージョンではswcだけの書き出しはできないのでswfと同時に書き出すようにする
日本語など文字数の多いものは結構時間かかる
Arialの場合「すべて」でも152KBで収まるが、日本語フォントの場合、ゴシックのようにアウトラインがシンプルなのでも3MB以上、装飾的な線が多いフォントでは10MB近くにもなる。