Unity3Dはブラウザ上でインタラクティブコンテンツを楽しむための環境です。
主に3D表現を多用するようなオンラインゲームの環境として、Flashと並んで有力視されています。
ブラウザ上でヌルヌル動く!
次のムービーはPC上での動作画面をキャプチャーしたものです。ブラウザ上でインタラクティブな3Dの再生ができることがわかると思います。現状のFlashではここまでの精度と速さを実現することは困難です。
Tron Lightcycle Experience (2010).
Client: Disney. Agency: Digital Outlook. Platform: Unity
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Unity3Dによる他の作品例
実際の作品を是非ご覧ください(リンク先でプラグインをインストールする必要があります)。
- ライブデモ
- ロンドンの制作会社による高度な作品例
- iPad向けのゲーム
現状では、FlashやHTML5でもインタラクティブな3Dコンテンツを開発する事が出来ますが、それぞれ一長一短な特徴があります。
簡単に整理してみました。
Unity3Dの特徴
直感的なオーサリングツールや充実したプラグインは、他の開発環境に対し大きくリードしています。
開発言語はC#やJavaScript、プラグインによって部分的にc/c++やObjective-cを使用できるものがあります。
また、Xbox 360やPS3、iOS、Androidと同じソースを流用できるので、マルチプラットフォームの展開がしやすいようです。
PCでは、スタンドアローンのアプリケーションとしてだけでなく、Flashのようにブラウザにプラグインをインストールすることによって楽しめるので、オンラインゲームの環境として、Flashと並んで有力視されています。
Flashの特徴
Flashの場合、現状では上に示したUnity3Dの精度に大きく劣ります。
来年の夏頃リリースされる予定の3DのAPI、”モールヒル”により、
現状の100倍程高速化されます。(約10万ポリゴン/秒)
また、PCで既に95%前後の普及率をキープしているプラグインなので
ユーザーが違和感なくコンテンツに入っていける点が魅力です。
HTML5の特徴
HTML5の場合、モバイルのブラウジングにも対応した
WebGLで3Dコンテンツを作成できるという大きなメリットがあるものの、
速度面とWebGLに対応できるPCが少ない点で、今後に期待していきたい技術だと感じています。
これらのインターネット3D技術は近年急速に成長していますが、
現状もっともハイエンドなインタラクティブ3Dコンテンツを作成できる
Unity3Dの使い方について、これからブログを書いていきたいと思います。
[参考]
佐藤カフジの「PCゲーミング道場」