ケータイで音を鳴らすにはPC向けとは異なる特別な操作や用意が必要です。
この項ではケータイ向けサウンドの設定を詳しく解説していきます。
今回は下のような決定ボタンで音を鳴らすボタンを作成します。
※PC上で再生させるとクリックした回数だけ音が重なるが、ケータイ上では音は重ならない。
Flash作成にあたって
Flash Liteは、Flash4相当のスクリプトで動作します。
ケータイで音を鳴らすFlashの作成には、Flash MX以降の環境であれば可能です。
※Flash MX以前の環境では音を鳴らすFlashの作成は出来ません。
作例はFlash MX2004を使用しています。
作成手順
(A)ケータイ用サウンドの作成
・ケータイで鳴らすサウンドファイルを準備します。
↓
(B)Flashの設定
・つまずきやすいデバイスサウンド設定について詳しく解説します。
↓
(C)サウンドボタンの設置
・ボタンイベントにて実際にサウンドを鳴らして確認します。
↓
(D)応用したサンプル
・着メロ試聴Flashなど応用したサンプル紹介。
それでは順に確認していきましょう。
(A)ケータイ用サウンドの作成
・MIDIソフトなどで、サウンドファイルの作成を行います。
※DTMの知識のある方は各々の方法で作成してください。
・今回はDTM初心者でも簡単に操作できる
Win専用ケータイサウンド作成ソフト
『み~メロエディター』を使用した作成方法を紹介します。
提供サイト:みーくんのお部屋 http://ww7.tiki.ne.jp/ ̄ miikun/
※一部の機能がシェアウェアですがダウンロード作成にあたってはフリーで操作できます。
各キャリアの対応するサウンドファイル形式
DoCoMoは、MFI,SMF(拡張子mld、mid)
au.Vodafone(SoftBank)は、SMAF(拡張子mmf)
Mac環境のみの方は↓こちらをクリック。
「Macでケータイサウンドを作成する方法」
サウンド作成手順
1.『み~メロエディター』をダウンロード、インストールします。
2.起動すると新規作成画面が表示される。
3.譜面をクリックして音符を配置する。
4.和音も設定可能
5.完成したら「ファイルメニュー」→「名前を付けて保存」の順にクリック。
6.使用するケータイの種類に、あわせたファイルを選択し保存する。
※DoCoMoは、MFI,SMF(拡張子mld、mid)
au,Vodafone(SoftBank)は、SMAF(拡張子mmf)
Windows用作成変換ツールの方が充実しているため、Windows環境で行うことをオススメするが、Mac環境だけで作成したい方のためにツールを紹介します。
参考になれば幸いですが、正確な把握には是非ご自身で確認ください。
MIDIシーケンスソフトの紹介
DoCoMoで使用できるサウンドSMF(拡張子mid)ファイル作成ツールの紹介。
(1)フリーウェア『MidiSwing0.33b』
http://www.les-stooges.org/pascal/midiswing/
メニューのDownloadにてダウンロード。
・機能:midファイルの作成。
・使ってみた印象:
比較的DTM初心者でもわかりやすい。
時々、書き出したサウンドがケータイで鳴らないことがあった。詳細不明。
(2)フリーウェア『VIAL 0.34』
http://chiba.cool.ne.jp/exprism/
osx soft→downloadにてダウンロード。
・機能:midファイルの作成。
・VIALチュートリアルで作成方法が記載されている。
・触ってみた印象:
DTM知識がない為かうまく扱えなかった。日本語チュートリアルサイトが用意されている。
SMAF変換ツール紹介
au,Vodafone(SoftBank)用サウンドSMAF(拡張子mmf)ファイル変換ツール紹介。
フリーウェア『WSC-MA2-SMAF Macintosh版』
http://smaf-yamaha.com/jp/index.html
ホーム→ツール→ダウンロードのページで、ダウンロード。
・機能:AIFF、WAVからSMAF(拡張子mmf)へ変換可能。
変換機能のみで作成機能はない。
シェアウェア『QuickTimePro』
http://www.apple.com/jp/quicktime/pro/
・midファイルから、aiffに変換できる。
Mac環境のみでau,Vodafone(SoftBank)用サウンドを用意する手順
midファイルを作成
↓
midファイルをQuickTimeProでaiffに変換
↓
AIFFファイルを『WSC-MA2-SMAF』でmmfに変換
以上の手順で作成できた。
●その他、MIDIシーケンスソフト紹介サイト
http://www16.plala.or.jp/x-tomo/
トップ→サウンド→シンセ、の項目で
主に無料提供のシーケンスソフトを確認できます。
※OS9以前のクラッシック環境対応のツールの紹介はありません。