講師は、加茂 雄亮さんで中学生の頃からFlashをなされたそうです。
その頃は、まだFlashはそれほど難しくなく、アニメーションで楽しむソフトのようでした。
しかし、現在ではFlashは何でもできるようになり、高度な技術を追求されるようになりました。
高度な技術を作成するには、それなりの難易度の高いプログラムを使用しなければなりません。
AS3なら、計算速度が10倍も速く、Flash表現が豊かになりました。
AS3では、本格的なプログラミングになったおかげで内部処理がかなり高速化しましたが、
厳密で一貫したルールの為、間違っていたら動かないと言うのが、難点です。
一貫したルールであれば、例えばaddEventListener();が良く使われるのですが、AS2のような
利用するイベントごとに異なる作法が必要でなくなりました。
例)onRelease = funciton(){} 、on(release){} 、onClipEvent(enterFrame){} 、Key.addListener();
この一貫したルールは、すごく便利だと思います。いくつも覚えなくてもいいので、初心者でも
AS3は簡単に使えるのではないかと思います。しかし、Flashの機能が豊かになり、使用するスクリプトのボリュームが増えました。でも、AS3を覚えれば、JAVAやC++を勉強する時に、OOPの考え方なので勉強しやすくなるそうです。
加茂 雄亮さんがAS3を覚える前にまずは「はじめから手を広げすぎない ・ 基礎からじっくり学ぶ ・
目的を作る ・ リファレンスをとにかく読む ・ アウトプットする・逆引きは極力読まない・
とにかくASを書きまくって自然と体に身につける。」と仰ってました。
職場の先輩達にも以前、同じような事を言っていました。
はじめから手を広げすぎてしまうと、基礎からやっていない人は、ASの作り方の手順が理解できません。
だから何を作りたいのか目的を作り、分からなかった事だけをリファレンスで調べて、完成させるのが成長に繋がりになります。そして完成したものをブログに載せたりして、どういったモノを作ったのか記録させる事で、以前何をどのようなやり方で作ったのか思い出す事ができます。
そして、逆引きは極力読まない事。逆引きしてしまうと、理解できていないASをただコピーしてしまいがちですが、成長にはなりませんので、本気で成長したいのであれば、とにかくASを書きまくって自然と体に身につける事が良いそうです。
イベントに参加して本当に良かったです。今までは、本の通りにFlashを作っていましたが、
そのようなやり方ばかりでしていたら、あまり成長できないのが良く分かりました。
参加させて頂き誠にありがとうございました。
イベントで使われたスライドショーが公開されていますので見ててください。
http://www.slideshare.net/kaedeas/action-script-30-2004533